但馬救命救急センターのブログより

先日の京都府亀岡市で起きた痛ましい事故で、受け入れをした但馬救命救急センターのブログが話題になっている。
そこには、マスコミの心無い取材に対しての怒りが綴られていた。

この救急センターでは、一切の取材を拒否したにもかかわらず、マスコミ各社の記者たちが処置室前・敷地内・霊安室前にカメラを構えて、被害者ご家族の映像を勝手に撮影していたというのだ。
ブログには、マスコミの人間の心は腐っているのだろうかという怒りが綴られていた。

医療関係者や被害者のご家族の心情を考えると、マスコミの人間は人の心なんて持っていないのだろうと怒りを覚えてしまう。
しかし、ふと冷静に考えると、マスコミ批判も簡単には出来ない。
私達は、マスコミというものを通じて、世の中の動きを捉えることが出来ている。
テレビやラジオや新聞などを通じ、世の中で起こっている政治や芸能や事件を知ることが出来るのだ。

ただ、その取材方法に行き過ぎ感があるのは否めない。
マスコミで、報道を希望している者であれば、最初は正しい事を伝えたいと思う一心で仕事をしていたはずだ。
誰もが最初から心がなかったわけではない。
正しい事を正確に伝えるのは大切だが、“また起きた事件”“また起きた事故”を、他社に負けじと伝えたいという気持ちが大きくなり、本来の報道の意味を忘れてしまっているだけだろう。

これは、マスコミの人間に限らずだと言えよう。
最初は人の為にと始めたものが、いつの間にか日常の業務に変わってしまい、自分優先になってしまうのだ。
それは、周りの環境によって流されてしまうということも言えるだろう。

私達は、一人一人が被害者であると同時に加害者である。
良かれと思ってやったことが、迷惑になる事だってあるのだから。
行動をする前に、まず一呼吸をおく。
そして、今から行うことが本当に大切なのかと問うくらいの余裕を持って過ごしたいものだ。

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